「AWT」と「Z-Z65」と「DGS300」をクラベテミタ

シャフト比較
「AWT」と「Z-Z65」と「DGS300」の1段目の位置を比べて見ました。

AWTの1段目は長いです。
球が上がりやすいシャフトであることが、良くわかります。
また、どのフレックスでも打った感じがかなり軟かいのも、この長さによるテコが効いていると思われます。フレックスXでも、ワッグルしている分には結構硬く感じますが、打ってみるとかなり軟かいのも、1段目の効果と思われます。

Z-Z65の1段目は逆にかなり短いです。2段目・3段目・4段目と、続くステップも短いです。
スイングやインパクト時のヘッドから伝わる力を各ステップを支点にしてシャフト先端のしなり量を多めにしながら、全体が手元まで均一にしなるようなイメージの作りかな?
元調子と明言はされていませんが、元調子なシャフトの作りですね。
話を戻すと1段目が短いことで、インパクト後にシャフトがボールをすくい上げる効果が減り、弾道が抑えられるのでしょう。
シャフト重量やフレックスが軟かい割には、球が吹けない上、ステップの関係か、中間が軟かくてコントロールしやすい特性になっています。
あ、軟かいと書きましたが、AWT Xと比べても打った感じはかなり硬く感じます。
「こっちがXじゃね」と思うほどです。

DGS300はその中間あたりですが、シャフト自体が明らかに太いです。
重量もそうですが、先端部剛性のしっかりあることが見て取れます。
やはりある程度振れていないと、シャフトの良さは感じられなそうです。
ステップはそんなに短く無いので、Z-Z65なんかよりむしろ位置だけで見ればそこそこですね。
個人的にはDGは上がらないシャフトというイメージは全く持っていないので、納得です。

AWTはかなり今時のストロングロフトのアイアンを意識した設計なっていることがわかります。
さりげなくスタンダードロフトのヘッドに組んでしまうと、意図せず高弾道なセットになってしまう可能性があります。
S56なんかのヘッドにAWTを組む場合はフレックスを上げるか、ウエイト等でキックポイントや重量を調節してもらうような選択肢も考えるべきかもしれません。(クッシンを入れてみるというのも良いか!!)
意図的にDGを避けた場合にはコスト的にもシャフト特性的にもAWT Xで組むのも面白いんだなーと思ったりしました。

以上ですww

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0 Responses to 「AWT」と「Z-Z65」と「DGS300」をクラベテミタ

  1. 安部礼二 says:

    いつも楽しみにさせていただいています。
    今日はまた、興味津津の内容ですね、
    私も、3種類(DG-S200ですが)比べてみました。
    Z-Z65のステップを見てびっくりですね。
    シャフトだけ眺めるとおっしゃるとおり、Z-Z65がダントツでスパルタンな感じですね!
    でも、打ってみるとDGよりも柔らかい、というか均等にしなる感じがします。
    DGは独特ですね。ヘッドスピードにもよりますが、手元から大きくしなる感じです。
    おっしゃるとおり、上がりづらい感じはありません。
    上がりやすいが放物線ではない、って感じですよね。
    フィッティングの時もブラインドで各シャフトを試してみましたが、DGだけは打った瞬間に判りました。
    Z-Z65はオカムラさんのHPによると、やっぱり手元調子のようですね。
    (フレックスがSしかないことにちょっと驚きました)

    自分的には、「軽くて、硬い」シャフトが一番使いづらいです。
    スピンで止めるショットも期待できません。
    もっともHNとおりアベレージのたわごとではありますが・・・

    今日の内容でシャフト選びにまたまた迷うマス!
    アンサーリシャフトかS56を新規導入か!
    リフィッテングまであと1週間です・・・

    • CNX41 says:

      こんばんわ  いつもコメントありがとうございます。
      今日は、バランスを変更したS56を打ってきましたが、クラブ総重量が変わってしまい、高弾道になってしまいました。
      いままでキチンと振り抜けていなかったという説もありますが、AWTに匹敵する高さです。
      弾道自体は、Z-Z65らしい感じですが、ショートアイアンは上がりすぎです。
      今日はスイング自体が暴れ気味でしたのでもう少し丁寧に打ちながら検証してみたいと思います。
      安部さんのリシャフト大作戦に触発されて、私もAnserをバランス変更に出してしまいました!!
      あえてDGを選ばず、PING純正シャフトのチューニングで理想の弾道を出してみる事を楽しみたいと思います。
      フィッティング楽しみですね!!
      個人的には「S56新規がいいかなー」などとつぶやいておきます。
      それでは。

  2. tosisan says:

    年齢60代前半の男性です。初めてピンアイアンを使おうかと考えてますが、ピンのシャフトは硬めとの印象がありますが、HSが43程度ならば、どのシャフトが合うと思われますか?ヘッドはアンサーかi25を考えてます。よろしくお願いします。

    • CNX41 says:

      tosisanさん はじめまして
      コメントありがとうございます!!
      普段はスチールをお使いですか?グラファイトでしょうか?
      私の知り合いでなかで、同じ年齢やヘッドスピードの方から想像すると、スチールの方が大半な印象がありますので、まずはスチールシャフトから・・・
      現在のメインストリームであるCFSですが、クセの無い振りやすいシャフトです。
      (個人的にはクセがなさ過ぎて物足りない感もあります)
      ヘッドスピード的にはSフレックスになるかと思いますが、ダイナミックゴールド等に比べると総じて軽く・柔らかく感じると思います。
      (粘りは無いので、パキパキする印象が硬さにつながるかもしれません。)
      NS950GHと比較しても別段硬い・重いという印象は受けないと思います。
      そして、依然として人気があると言われているZ-Z65ですが、これは結構硬いと思います。
      表記はSフレックスですが、分解して振動数を測定すると一般的にはXフレックスの部類に入る値がでます。
      先端部の硬さがしっかりしているため、ヘッドとの組み合わせによってはかなりスパルタンなクラブになります。
      私は好んでこのシャフトを使っておりますが、
      初代Anser・2代目AnserとS56ではヘッドの抑えも効いて方向性もよく、振り抜きやすく飛距離・弾道ともに良好でした。
      一方i20・G25の硬めのヘッドでは、飛びますが、コントロールという部分では今ひとつであまりしっくりきておりません。

      そう言った意味でCFSは複数のフレックスとクッシンインサートでウエイト調節が可能であるため、非常に使いやすいといえます。

      Rフレックスで軽すぎたり、打感が軽薄に感じられるようであればクッシンインサート挿入も選択肢の1つだと思います。
      振った感じ違和感がなかったり、極端に弾道が高い等、明らかにアンダースペックの症状が無ければCFSのRは悪くないと考えます。
      手首や肘へのダメージ軽減の意味でもクッシンインサートは有用です。
      順当なのはSフレックスでしょうか。
      同様に軽い場合にはクッシンインサートを流用して重量を合わせるのが良いかもしれません。

      もう1つTFC189iというグラファイトシャフトがラインナップされていますが、メーカー標準シャフトにも関わらず、Sフレックスで88gと重量も確保されている上、打ってみるとかなりしっかり感があります。tosisanさんぐらいヘッドスピードですと、グラファイトのしなり戻りで方向性が悪くなるケースも考えられますが、このシャフトはスチールに近いようなしっかり感があり、暴打になりにくい印象があります。私は次のセットを試験的にこのシャフトで組む予定です。
      試打できる環境がありましたら、是非このシャフトも使ってみてください。

      まとまりがありませんがいったん返信いたします。
      よろしくお願いいたします。

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