あいかわらずアクセス解析でぐんぐん数を増やす「S56 Z-Z65」のキーワード。
調子に乗って、Z-Z65で意味もなくあーでもないこーでもないと言ってみることにします。
Z-Z65はPINGではS59の標準シャフトとして登場しました。
私的には中断期にあたるので、詳細は不明ですが、2003年辺りのシャフトのようです。
ダイナミックゴールドを作っているトゥルーテンパー社製。
<現在の公式サイトでの解説は以下の通り>
キックポイントが「高め」という表現をしていますね。カタログ上の分類は元調子になっています。
「高い」ではなく「高め」なのですから、ミドルとハイの中間ってことですかね。
ちなみにPING社の最新スチールシャフトであるAWTは・・・
同じフレックス表示であるSだと、重量1g軽くとキックポイントがミドルであることが相違点となっています。
打って両者を比較すると、Z-Z65は普通に硬く、AWT Sは結構軟かく感じます。ウエイトフローで有ることも関係するのかもしれませんが、番手が小さくなると、その印象が強くなります。
同じ元調子であるフレックスXでもまだ軟かい感じがします。
素振りしたりインパクトするまでは、AWT Xの方が硬そうなのですが、いざインパクトしてみるとシャフトの動きが大きく軟かく感じます。ふりきった感じもやっぱり軟かい気がします。でも「硬い」と思う瞬間もあるので、「X」 はXなのかもしれません。
で、実際に使ってみると、その差は弾道に出る気がします。
AWT Sは打つ球すべてがポーンと軽く上がってしまい、スイングのイメージよりも極端に打ち出しが高く感じます。「56」と「60」はAWT Rなのですがフルスイングで打ち込むと「顔にボールが当たる?」と思ってしまうような、高さです。
カタログ上の数値はほぼ同じですが、実際にはシャフト重量にも結構差があるのかもしれません。
一方、Z-Z65は元調子であるからというよりも、「硬い」事が弾道を抑えている印象を受けます。もちろん、たくさんのシャフトを打ちまくっているわけではないので、基本主観なのですが、AWT Sに比べてシャフト先端部の強度が高いのかなーと思っています。
同じ感じで振ってもボールインパクト時の「バチ」っと感がかなりあります。AWT Sはインパクトするとスイングよりもシャフトが弾く感覚をを強く感じるのに対して、Z-Z65はそのバランスがほどよく、スイングに見合った感じでボールが離れていきます。
個人的にはホントにスイングなりの弾道で、グッドフィーリングです。
とはいうものの、本気で打ち込んでいくと、Anserヘッドということもあるのか、結構高弾道に出てしまう場合もあります。www
でも、ほどよいといえばほどよいし、コントロール性がとても良いので、気に入っています。
カタログではCSLiteより低く、ダイナミックゴールより高い的な表現がされていますが、そんな感じなのでしょう。CSLiteは打ったことがないので、わかりませんが、ダイナミックゴールドよりはS200辺りとくらべても確実に高いと思います。
やっぱり結局ダイナミックゴールドじゃね!! という結論もありますが、そこまでのスペックじゃ無く、軽いノリで、さりげない硬さで、グッドフィーリングなのがこのシャフトの良さと考えています。
でも、S56を買うならば(って買うんかい!!)、AWT Sで組んだら何とか使えるかもーとかも想像してしまいます。