タイでの外国人の不動産所有について

R0015250
先ほど、コンドミニアムの平米当たりの価格を尋ねられてふと思い出したのですが、タイでは外国人は土地を買うことはできません。居住スペースとして所有できるのはコンドミニアムのみになります。また、永遠では無く99年間とか期限が記載してあります。期限が経過したらまた延びますと言っていましたが、タイの低品質な建築物がそんなに保つわけないし、個人的には自分が死んだ後のことなど、はっきり言ってどーでも良いので、変則ではあるものそれが実質的な所有権であると解釈しています。

<ついでに思い出した話 その1>
たまにゴルフ場でお会いするおじいさん(日本人)が声たかだかに「オレは自己所有で土地建物も買ったんだ!書類もある!!」と嘯いていました。いわゆるロングステー族(と一括りにするのもいかがなものかとは思いますが・・・・)なのですが、結構聞くのが、不動産資産管理会社風の会社や団体が発行したパチモノ書類を権利書だと思い込んでいるパターン。
「名前を使って代わりに買ってあげた」という感じの名義料風の内容で、何の担保もなくお金を差し出し、タイ人名義で登記されているケースがほとんどのようです。大抵はおつきあいをしている(と思っている)女性から話を持ちかけられるという流れのようですねー
ちなみにその方は「3000万円以上した」(毎回値段は微妙に変わるwww)とおっしゃられるのですが、偶然ウチのメバーンをまとめるメバーンとしていろいろしてもらっているコンチョン(貧乏な人)のおばさんが、同じ分譲地に1.4だか1.8ミリオンバーツの家をとんでも無い回数の分割払いで購入しているのですが、その分譲地で最も広くて高い区画のネットプライスが3.3ミリオンでしたので、この日本人は一体どこに何の金を払ったのだろう?という事になります。

<ついでに思い出した話 その2>
私が遊びで料理をさせてもらっている定食屋にタイ語がしゃべれない&移動手段が無い日本人の老夫婦達をまとめて連れてくるタイ人のおばさんがいます。「タイ人名義で家を買って、その後養子縁組をすれば大丈夫」だったか、「タイ人を養子にすれば家を買える」だったかは定かではありませんが、不思議な理屈でタウンハウスにおそらく年金ビザ族であろうお年寄り数名を抱えています。実際どうやってどこまでどうしているのかは図れませんが、確かに妙な養子縁組届けを出している人は見かけたことがありますねー。
ちなみに・・・
そのおばさんの口癖は
「日本人の年寄りが居たら紹介してくれ。」
それから
「マジで、タイの女だけはやめておけ!世界一番最悪だぞ ウヒヒヒ」
の2つ。定食屋さんのおじさんもそれをワキで聞いていてへへへーって笑うだけw
このおばさんの世界観がどの程度のものなのかは不明ですが、いろいろ確信犯的であります。

ま、日本人をだますタイ人以上に、タイ人に相当ひどいことをしている日本人(外国人)もらくさんいるので、これは良い悪いの問題ではありませんけどね。

おっと、脱線しました・・・・・

ということで、ネット等で、散々皆さんが情報を発信されているように、どんな方法をとっても外国人が個人名義で土地と建物(家・タウンハウス)を所有することはできません。

コンドミニアムでは無く、自己所有(風)の家に居住したいという事だけで考えてみると、1.5〜2.0ミリオン前後の安い物件であれば、お手軽な裏技として、コンルアイ(お金持ち)のお友達名義で登記してもらうのも手です。
彼らは自身が所有する車やモト1台の価格にも満たないしょぼい建売りなど気にもとめませんし、その家が原因でトラブルになることは皆無でしょう。(笑)ま、これも家族的な知見のあるコンルアイがいる事が前提になるので、ユースフルではありませんね

しつこいですが、もう一度書きます。
どんな方法をとっても外国人が個人名義でタイに土地と建物(家・タウンハウス)を所有することはできません。

This entry was posted in ChiangMai Life(チェンマイライフ), ダメオヤジな日々. Bookmark the permalink.

コメントを残す