AnserWedgeとDGSpinner

PING AnserWedge
今回はAnserWedgeをセッティングに入れてみました

ロフト角52°のものと60°の2本。
シャフトは標準構成にラインナップされているDGSpinnerで組んで頂きました。

同系のAnserアイアンと異なり、CTPが装着されていない一塊ヘッドですので、いわゆる衝撃吸収やウエイトコントロール等の付加機能を持たないソリッドな仕上がりになっています。
打ってみると軟鉄鍛造+ヘッドの重厚なデザインによって、想像以上に軟かい打感と、心地の良いインパクトがシャフトに響きます。
Tour-Sウエッジのシルバークロームともラスティークとも異なるフィーリングです。

現状、DGSpinnerを+1/2インチで組んだ状態での重量が
52° 460g D6 (36.00インチ)
60° 476g E0 (35.50インチ)
となっています(笑)

PING AnserWedge
52°の方はさほど重さは感じませんが、ヘッドの効きはかなり強い印象を受けました。
60°はさすがに重さを感じます。ピッチショットなどは安定しそうな感じがありますが、フルショットは逆にこの重さが微妙な感じもします。コース上でどうか?ってところです。

ヘッドに組み込まれているつま先タングステンはトゥー側の重量増加によってハイネックヘッドの重心の適正化する目的のようです。
確かにTour-Sは捉まるというか、ロブショット等で、弾道が左に弧を描くような感じになりやすかったり、フルショットの際のサイドスピンが気になったりもします。
意識せずとも綺麗にまっすぐ上がりますし、バックスピンも綺麗にまっすぐかかっています。
特に60°のTour-Sはその傾向があったので、素直な感じの出球が際立ちます。
(とは言ってもTour-S60でのチッピングはパターよりも全然好きですし、自信持ってますが・・・w)
キャビティ自体もトゥー側とヒール側の深さが違いますので、この辺りも重量配分の適正化を計っているデザインな模様です。

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装着されているDGのSpinnerですが、溝規制によって減少したバックスピン量をシャフトのクビレ部分がしなることで、ヘッドの入りが鋭くなり、ボールとフェイスの接触を多くする事でバックスピン量を稼ぐっつー感じのシャフトです。

印象は個人差があると思いますが、私的には結構・・・イヤ・・・かなり効果がある気がしています。

AWTが組まれているジャイアンのAnserWedge、ロフトは同じ52°です。
打ってみるとバックスピンはかかっていますが、トンとボールが落ちてから、ぴょこんと跳ねてコロコロって戻る感じです。
一方Spinnerの52°はトン トン ツツーっと結構な距離を戻ってきます。すごいな・・・
ドライビングレンジのボサボサの芝でもかなり戻るので、グリーンなんかで上手く落ちたらどうなんでしょうね?
このツツーっと戻ってくるバックスピンを自分で打ったことはないので、非常に衝撃的ではありました。
また、打ち出しも低いので、「上に上がる」よりも「前に進む」球筋のため、サイティングや距離感が出しやすく、特に60°ではTour-Sとの差を感じました。
(手元にTour-Sが無いため比較はそのうちしたいと思います。)

来たばかりのクラブと言うことで、先入観が強い時期でもあるので、しばらく使いながら継続的にポストして行きたいとおもいます。
ソール形状なんかも気になっているので、コースで試してみます。

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